ニュージーランド留学・ワーホリを迷っている方へ

電車

普段より、ニュージーランドのいいところをお伝えしがちなので、今回はたくさんのデメリットも併せてお伝えいたします。

ワーホリや留学をしようか悩んでいる方や、留学を決断したがどの国にするか迷っている方の参考になればと思います。

ニュージーランドに到着してから知るのでは遅い!ということで、悪いところもストレートに包み隠さずご紹介します。

今回は一番人口の多い都市・オークランドをベースにお話します。

 
  

メリット

電車

先にデメリットをたくさんお伝えしましたが、メリットもたくさんあるのでご紹介! 写真は南島にあるテカポ湖沿いに咲くルーピン🪻

人が優しい・女性が強い

ニュージーランドの人は優しいと感じます。道を聞かれることもありますし、聞いたら教えてくれる方が多いです。他の国に比べニュージーランドの方は柔らかい言い方を好むようです。

ニュージーランドは世界で初めて女性参政権が認められた国。前首相のジャシンダ・アーダーンも大人気の女性首相でしたが、任期中はニューヨークで開催された国連の会議に生後3ヶ月の赤ちゃんと旦那さんを連れて出席するなど、新たな時代を切り拓いた女性の一人です。男性は逆に「キウイ・ハズバンド」のような、積極的に家事や家庭のことを行う優しい旦那さんという名称があります。 キウイ・ハズバンドの由来は、ニュージーランドのネイティブバードであるkiwi。kiwiはカップルになると一夫一妻制をとり、長くて20年近くを共にするそうです。メスが卵を産み終えると、今度はオスが孵化まで卵を温めて孵化させるため、こういった名前が生まれたそうです。

自分の時間が増える

デメリットでご紹介した通り、日本と比べて田舎なので自分時間が増えます。 日本で毎日忙しく社会人生活をしている方などには、必要だった時間と感じる方もいるのではないでしょうか。

誘惑が少ない分、勉強に集中できたり、お友達とアウトドアアクティビティに出かけたり、ゆっくりとした生活をすることができます。私もそのうちの一人なのですが、ニュージーランドに来てから自然でゆっくりする時間が増えました。ビーチを散歩したり、ハイキングに出かけたり、お金を使わずにリラックスしたりすることが何より幸せに感じます。

お金の使い方が変わる

お買い物の誘惑が少なく、ファッションもシンプルな方が多いニュージーランド。 見栄を張る文化も少なく、お土産文化もないのでお金がかからない。 様々なものの値段が高いので、無駄なものを買う回数が減ります。お金の使い方が変わるかも。 また、働けるビザの場合は、最低時給も日本と比較して高いので、うまく節約すれば貯金も可能です。

デジタル化が進んでいる

銀行も税金の支払い等もデジタルで完結し、現金を使用する機会はほとんどありません。 銀行残高もアプリでチェックし、お友達に借りたお金もアプリで返金します。ニュージランドの銀行間の送金は手数料もかからないのでとっても便利です。例えばANZからキウイバンクへ送金する際も手数料は発生しません。ニュージーランドではご飯に行った際に一人が全てを払い、後で銀行送金で返すことも多いので、手数料無料はかなりありがたいです。 ショップで買い物した際や、クリニックで診察した際もレシートはメールで送っていい?と聞かれることもしばしば。ペーパーレスが進んでいます。

自然が豊か

ハイキングスポットや綺麗なビーチやレイク、観光地などたくさんあります。

ビーチはオークランドCBDエリアでもとても綺麗なので、泳ぐこともそうですが、コーヒーを飲みながら散歩したりランニングをするのもおすすめ。

北島と南島でも雰囲気は大きく異なるので旅行へ行かれることを強くお勧めします✈︎

映画の撮影地として使われた場所であったり、ホビトンやWeta Workshopなどはロードオブザリングファンには必見のスポットも!

サマークリスマス

南半球にあるので、夏にクリスマスを迎えることができます🎄寒いのが苦手な方は、日本の夏・秋が終わってからニュージーランドに来ることで、連続して長期間暖かい気候で過ごせます☀️

NZの中では一番都会

デメリットで田舎とは言いましたが、ニュージーランドの中では一番人口も多く発展しています。 日本の田舎を想像して来られると、イメージと違うと思います。ビジネス街にはビルも多く立っていますし、ファッションモールもあります。オークランドCBDに羊や馬はいないので、少し離れたパークなどにいく必要があります。

日本のスーパーもあり、生活に極端に困るということもありません。都会派の方であれば、オークランドをお勧めします。

自立できる

ニュージーに関わらずですが、一人暮らしをしたことがない方は、自炊や家事力を身につけることができます。 また、親元や母国を離れることで、ご両親やお友達の大切さ、日本の良さに気づくと思います。 全て自分でやらなければいけないことで、たくさんの大変なことを一生懸命に頑張り乗り越える。たくさん成長し自信にも繋がります。自立性を求められることも多く、自分の意見などを問われることも多いです。

ジェンダーやカップルのあり方の多様性

ニュージーランドでは、同性同士の結婚やパートナーシップビザの申請も可能など、性に関する平等が日本と比較すると進んでいます。結婚に関しても多様化しており、未婚カップルの場合も3年以上同棲していれば結婚している夫婦と同等程度の権利があったり、シビルユニオンやデファクト(事実婚)など様々なカップルの在り方が存在します。私の周りでもお子さんのいる若年層のニュージーランド人で結婚されている方はとても少ないです。未婚でも何も不自由がないからという理由のようです。また、結婚の際も苗字は自分で選択ができます。

治安がいい

英語圏の他国と比較すると治安がいいと思います。 ヨーロッパのようなスリは一般的ではありません。ただし、カバンやスマートフォンをテーブルに置きっぱなしにしたりはしないほうがいいと思います。また、車上荒らしは結構目にしますので、バッグやお財布などの貴重品を車に置きっぱなしは絶対にNGです。また、高級なカーステレオがついている場合に盗まれることがあります。

ホステルやバックパッカーへ滞在する場合は、ロッカーは絶対に南京錠で施錠しましょう。南京錠はNZでも購入可能ですが、日本から一個持ってきておくと便利。 バッグをベッドに置いておいたら、カバンごと盗まれたなんて話も聞きます。バックパッカーは様々な国の方達が滞在するため、滞在費が安い分お金に余裕がない方もいるかもしれないという気持ちを忘れずに。

きれい

「海外=汚い」というイメージが少しあるかと思いますが、ニュージーランドは比較的綺麗に整備されています。 公共トイレや道路は清掃が行き届いていて、古い建物はあれど清掃が定期的にされていないトイレは見たことがありません。 また、街の至る所にゴミ箱が設置されているので、ゴミがあちこちに落ちているということもありません。

様々な文化、異国の人との出会い

オークランドは様々な国の方たちと出会える場所。 語学学校は20〜30カ国の国際色豊かな学生が集まるので、英語を学びつつクラスメイトの言語を学んだり、それぞれの国のご飯を食べに行ったり。 確かに日本でも外国人の方と交流できるかもしれませんが、英語や文化を学ぶという同じ目標を持ってニュージーランドに来た人たちと、限りある時間を過ごすことは、とても特別な時間ではないでしょうか。

様々な国の方がいるのでアジア人の私たちも過ごしやすい環境です。また、英語はネイティブと話さないと伸びないと思う方もいらっしゃると思うのですが、英語は話すことが重要なので、誰と話そうがあまり関係がないと思います。実際には様々な国の人と話す場合が多く、いろいろな国のアクセントに耳を鳴らし、英語を聞く耳を育てていき、その次のステップでネイティブの英語も聞き取れるように頑張るでも全然問題ないと思います。 ネイティブの英語の方が聞きやすいとおっしゃる方がいますが、彼らがあえてゆっくりとクリアに話してくれるからで、実際のキウイたちの話し方ではない場合が多いです。

視野が広がる、成長できる

日本以外に住んだことがない方にとって、自分の視野が広がることは間違い無いでしょう。 自分たちが学んできたことや生活スタイルが、他の国では普通ではなかったり。 イライラしたり戸惑うこともあると思うのですが、異なる他者を認める力も養えるのでは無いかと思います。

日本では経験できないことをたくさん経験できるはずです。良いことも悪いことも! 日本で成長していないなと感じる方は、環境を一度変えてみることすごくいいと思いますよ✨

海外生活をしてみて、日本がやっぱりいいと思うかもしれないですし、海外に移住したいという気持ちが芽生えるかもしれません。 そのどちらの感情もあなたが海外生活を実際にやってみたからこそ感じることができた事で、決して無駄なことではないと思います。


デメリット

ニュージーランドの悪いところをお伝えします。日本よりは間違いなく便利な国ではないので、不便だなぁと感じることも多いのですが、逆に日本のありがたさに気づくことができると思います。楽しみ方の秘訣は、日本とネガティブに比較ばかりするのではなく、違うところがあって面白いなと思ってみることです。

田舎

これは私がワーホリ中に多くのお友達が言っていたことです。「やることがない、飽きた」と。

大体の方がご飯や飲みに出かけたり、ジムに行ったりしていたように思いますが、ハイキングなどの自然系アクティビティにはあまり興味がないような方達だったと思うので、やることがなくなってしまったようです。

カフェは15〜16時頃で閉店、レストランも21時頃で閉店、お洋服や雑貨屋さんも早いところで17時に閉店してしまうところが多いです💦ドリンクバー付きのファミレスや安い居酒屋、吉野家のような安くて美味しい軽食屋もありません。そういった理由から、日本と比較して外出した際の行き先の幅が少ないかもしれません。そして外食は高いので出かけるごとにお金がかかります。

東京だと、銀座・渋谷・表参道・新宿・下北沢など、電車で簡単にいける遊び先がたくさんありますが、ニュージーランドはそういった大きなエリアが少ないです。

不便

日本は電車もバスも普及していて、長距離も短距離も全て電車で完結することができると思います。新幹線もないですから、長距離は飛行機か車で移動になります。

オークランドは車社会であり、電車もあるのですが普及はまだまだという現状です。そういったことから、車通勤の人も多く渋滞がすごいです。車優先の大通りが多く小さな路地などがないため、歩行者や自転車に優しくない道路の作りだと感じます。住宅街でも時速50キロで走ってくるので、道を渡る時は気をつけるようにしましょう。

公共交通機関は電車の駅近辺に住んでいない限り、バスがメインになります。バスは5分おきに出ているものから、30分に1本などロケーションによって異なります。また、ニュージーランドにバスレーンがないエリアは渋滞に巻き込まれて全然進まない、なんてこともあります。

また、遠出や長距離の旅行に出かける際は、バスや電車で行くのは難しいため車が必須です。そのため、ワーホリや長期の留学の際は車を購入する方も多いです。中古車は安いものだと3000〜4000ドルで購入が可能で、帰国時に同じくらいの値段で売ることができることが多いです。 国内線の飛行機は時期を選べばそこまで高くなく、比較的さまざまなところへ飛行機は出ています。

生活費が高い

日本と比べるとインフレの影響がすごく、スーパーマーケットの野菜や果物は日本と比較しても非常に高いと感じます。ただし、日本より最低時給は高いので、ご自身の生活スタイルによっては貯金も可能。最低時給はNZ$23.15(2024年4月〜)です。

バス代はホームステイに多い2ゾーンで往復$8.4と割高です。日本だとアルバイトの際に交通費が出るところも多いと思いますが、ニュージーランドで交通費支給は一般的ではありません。また、ガソリン代は日本と比較し非常に高いです。

家のクオリティが低い

日本にいる方に知られていない場合が多いのですが、ニュージーランドの家の価格は非常に高いです。ワーホリの皆さんが住むであろうオークランド都市周辺エリアの一戸建ての相場は1億円以上です。オークランド地域の一軒家・アパート関わらず中間販売価格が$995,000ですから、どれだけ高いかが想像できるかと思います。

昨今は新しい住宅エリアの開発により新築が増えてはいるのですが、それでもニュージーランドは新しい家を建てるコストが非常に高いので、古い家をリノベーションしているお家が多い傾向にあります。フラットによっては窓の間に隙間が空いていたり、断熱処理がされていなかったりと寒いお家が多いです。また、エアコンが設置がされていなかったり、設置されていても使用する場合は光熱費は追加料金を支払わなければならないなんてところも。

また、「シャワーは5分まで」のような言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?その理由として、お湯がタンク式のため、タンクのお湯が無くなったら次に入る人が水シャワーとなってしまうからです。そして、そのタンクのサイズはお家によって様々なので、ご家庭によってシャワーの制限時間が異なります。私のお家の場合は、一人10〜15分くらいで3人使用してしまうとお湯のタンクが切れることが多いです。また、オークランドの夏は雨が降らず、水不足となってしまう夏もあります。そういった時は、国から庭の水まきが禁止されたりするので、シャワー時間も可能な限り制限しましょうとなる可能性があります。

オークランドの冬(日本の夏)は雨ばかり降る

6〜8月は特に雨が多く、語学学校で働いているときのエピソードをお伝えすると、知らずに渡航してくる学生さんがとても多かった印象を受けました。こんな天気悪いなんて聞いていない!雨ばっかりで嫌だ!なんて声もありました。そんな方は、冬は南島の雨の少ない地域を選ぶことをお勧めします。 季節問わず、雨が降ったり止んだりする天候であり、天気予報も頻繁に外れます。。!夏は晴れが多くカラッとしていますが、12〜1月初旬にかけてジメっとすることも。

1日のうちに四季がある

この言葉聞いたことがある方も多いのでは?オークランドでは、1日のうちに天候がコロコロ変わったりします。 昼間はTシャツ1枚にショーパンでOKでも、夕方は肌寒くなったり。

太陽が出ている時と、そうでない時の気温差が尋常ではないです。なので、キャミソール1枚で大丈夫だったのが、太陽が雲の間に隠れた瞬間にジャケットが必要になる位寒くなったり。重ね着できる服を持ってきましょうと言われる理由はこのためです。

夏はニュージーランドの海はすごく透明で綺麗なのですが、寒いのが苦手な方へは少し冷たいと思います。 ニュージーランド人は問題なく泳いでいますので、冷たくても大丈夫!という方には水質も最高ですし、日本のように激混みではないので、ゆっくり楽しむことができます。

ローカルで働いたり、ローカルなお友達は最初から作れない

これはニュージーに関わらずですが、英語でテンポよく会話ができコミュ力高めでなければ、中々ネイティブとお友達になったり、ローカルジョブをゲットするのは難しい場合が多いです。 渡航してすぐにローカルジョブをゲットして、キラキラな夢の海外生活をスタートができる訳ではない場合が多いのです。もちろん、努力をしてローカルジョブを勝ち取っている方たくさんいますが、簡単ではないです。 ミートアップなどで、日本語を学びたいネイティブとランゲージエクスチェンジをするなどして、お友達を作るのもお勧めです。 この点は相手が変な人でないか、必ずご自身で見極めるようにしましょう!最初から下心しかない人も中にはいるかもしれないので、気をつけてくださいね。

オークランドは日本人が多い

ニュージーランドの他の都市に比べて日本人は多くなりがち。もしできる限り英語環境でという方は、他の都市を選ぶことをお勧めします。

まとめ

FLOWERSの独断と偏見でニュージーランドのメリット・デメリットを語らせていただきました!

良いところ・悪いところ共に表裏一体だと思いますので、ご自身の捉え方によってメリットにもデメリットにもなると思います。

ご不明点がありましたら、ご気軽にお問い合わせくださいね🎵

プチ英語レッスン

メリット・デメリットを英語で?

メリットを「pro(s)やstrength(s)」、デメリットを「con(s)やweakness(es)」と言ったりします。