費用について
2024年10月1日より、観光税(IVL)が$35から$100へ値上げのため、ワーキングホリデービザを含む全てのビザ申請費用が値上がりします。
世界中でインフレが話題になりますが、ニュージーランドでも色々な料金が年々値上げしている状況です。今回は授業料やホームステイ・フラットの家賃、食費など満遍なくカバーしていきます。また、節約方法も併せてご紹介します!
こちらのページでは、1ドル(NZD) = 90円固定で計算いたします。為替は日々変動しますので、必ずご自身で確認をお願いいたします。
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留学前にお支払いが必要な金額
語学学校の費用やホームステイ代、海外旅行保険の費用、飛行機のチケット代など、どれくらいかかるのか気になりますよね。 こちらの項目では出発までに支払わなければいけない費用をまとめています。
語学学校の学費とホームステイ
各学校の平均的な料金で算出していますので、下記金額より高い学校と安い学校がございます。各学校で授業料やその他手数料が異なりますので、費用比較をされたい場合はご気軽にお問い合わせください。
下記は学校費用(入学金+授業料+教材費)とホームステイ4週間分の参考価格です。学校期間に関わらず、ホームステイは4週間で計算しています。選ばれる学校によって料金が異なりますので、正確なお見積もりは必ずお問い合わせにてご確認くださいね。
通学期間 | 学校費用 | ホームステイ 4週間 |
合計 |
---|---|---|---|
4週 | $2,130 | $1,940 | $4,070 約37万円 |
8週 | $3,910 | $1,940 | $5,850 約53万円 |
12週 | $5,410 | $1,940 | $7,350 約66万円 |
16週 | $7,130 | $1,940 | $9,070 約82万円 |
20週 | $8,850 | $1,940 | $10,790 約97万円 |
24週 | $10,570 | $1,940 | $12,510 約113万円 |
海外旅行保険
下記保険料金は、弊社が正規代理店として販売しているユニケア海外旅行保険の料金表です。ユニケア保険は1ヶ月を30日と設定し算出しているため目安料金となり、保険料金は加入時期や1日単位で変動します。
NZ Studentは学生ビザで滞在の長期留学者向け、短期留学やワーキングホリデーの方はNZ Visitorプランへの加入となります。Visitorプランに加入の場合でも、学校通学中はStudentプランの保険補償内容が適用となります。
フライトチケット、空港お迎え
飛行機のチケットはすぐに値段が高騰するため、早めに購入することをお勧めします。また、セールなどを利用しての購入もお勧めです。成田からオークランドまで直行便が出ているのは、Air NZ。時間を大事にしたい方にお勧めです。デメリットは預け入れ荷物が23kgまでであることですが、必要であれば追加荷物を購入しましょう。他航空会社の場合は乗り換え便となりますので時間がかかりますが、預け入れ荷物の制限が23kgより多いエアラインが多い印象です。7〜9月や12〜3月は繁忙期のためフライトが満席になるのが早いことと、値段の高騰が見込まれるため早めに航空券の手配をお勧めいたします。
- 航空券代(片道):約$800〜$1,500
- 空港お迎え代:$95〜$150
ビザ関連費用
ビザ申請代は、日本から申請するか、NZ国内から申請するかで申請料金が異なります。こちらでは日本から申請する場合のご案内です。日本から申請する場合は、学生ビザ、ワーキングホリデービザ共に申請料は無料ですが、「IVL(観光税)$100のみビザ申請時に支払う必要があります。
観光ビザは事前ビザ申請の必要はありませんが、NZeTAの申請を出発前に申請する必要があり、「観光税$100+NZeTA申請料($17~23)」のお支払いが必要です。
ビザ申請代は、日本から申請するか、NZ国内から申請するかで申請料金が異なりますので、ご注意ください。
滞在資金証明に関して、学生ビザの場合はビザ申請時に提出が必須、ワーキングホリデービザの場合はNZへ到着時に係員に求められた場合にのみ提示が必要です。滞在資金証明は銀行残高証明書(英文)にて行いますが、授業料等の留学費用をお支払い後の銀行残高である必要があります。
- IVL(観光税):$100(全ての方に支払いの義務あり)
- NZeTA申請料:アプリ申請$17、オンライン申請$23
- ビザ申請料:日本から申請する場合は無料
- ワーホリ滞在資金証明:$4,200/年 + 帰りの飛行機代 or チケット
- 学生ビザ滞在資金証明:$1,680/月 + 帰りの飛行機代 or チケット
ニュージーランドで得られる収入
観光ビザ以外の方はアルバイトができますので、働く予定の方は現地で収入が得られることも視野に入れて準備をしていきましょう。
ただし、コロナ後の国境再開後は国外から人が沢山流入してきていることと、英語力が足りないことが原因でお仕事探しに時間がかかる可能性があります。ニュージーランドへ到着してすぐにお仕事先が見つからない可能性を必ず考慮し、滞在資金は多めに持ってくることをお勧めいたします。滞在費用や生活費で最低でも月$2,000程で考えておきましょう。
ニュージーランドでアルバイト
観光ビザによる短期留学では働くことはできませんが、学生ビザやワーホリで来られる方は就労を考えている方も多いと思います。
ニュージーランドは物価も高いですが、日本の最低賃金より高いので、節約すれば貯金も可能です。ワーキングホリデービザでは就労時間の制限はないですが、フルタイムで働く場合は週40時間勤務が多いです。学生ビザの方は週20時間まで就労が可能です。
最低賃金
ニュージーランドの最低賃金は2024年4月時点で、NZ$23.15。1ドル90円と仮に仮定すると、日本円で約2,083.5円です。2025年4月1日より、$23.50へ引き上げが決定しています。ここから、所得税を差し引いた金額がお給料として振り込まれます。下記は最低時給から17.5%の所得税を引いた場合の目安お給料です。実際の所得税は異なる可能性があるので目安としてご参考までに。
勤務時間 | 1週間のお給料 |
---|---|
週20時間 | $23.15 × 20h × 0.825 = 約$382/週 約36,672円 |
週40時間 | $23.15 × 40h × 0.825 = 約$764/週 約73,344円 |
所得税
ニュージーランドで働く場合は、税金の支払い義務があり、税率は所得額によって変わってきます。また、支払い超過分の税金は年度末で締めたのち、タックスリターンされます。タックスリターンは、以前は書類申請が必要でしたが、現在は手続きは撤廃されたので何もする必要はありません。IRDに登録されたあなたのニュージーランドの銀行口座へ自動的に返金される仕組みになっています。また過不足があった場合は、追加納税が必要です。4月1日〜3月31日の期間に収めた税金が計算され、6月初旬頃までにInland Revenueより連絡があります。
帰国時には、IRDオフィスへ帰国の航空券を持って、Tax Returnの手続きを行います。
ホリデイペイ
ニュージーランドの法律で、アルバイトの方へはお給料の8%をホリデイペイとして支払うことが義務付けられています。 毎度のお給料にプラスする会社もあれば、退職時に一括で支払われるところもあったり、会社によってシステムが異なります。
ホームステイとフラット
ホームステイとフラットどちらともメリット・デメリットがありますが、フラワーズでは最初の4〜8週間は海外生活に慣れるためにも、ホームステイをお勧めしています。コロナによるホームステイ数の減少により、争奪戦となっていますので早めに計画をしていただくことをお勧めします。
一人の時間を大切にしたい方は学生アパートもお勧めです。学生アパートを紹介している語学学校は、オークランドではWorldwide School of English (ワールドワイドスクール)、クイーンズタウンではLSNZ、マウント・マウンガヌイ(タウランガ)にあるMount Maunganui Language Centre (マウント・マウンガヌイ・ランゲージ・センター)の3校です。
ホームステイ
平日は朝晩2食つき、土日祝は3食つき。Wi-Fiはご家庭によりますが、オークランドの学校であれば、ほとんどのご家庭が契約しています。
◼︎ 料金
- 手配料:$300〜$390
- 滞在費:週360ドル〜420ドル
学生アコモデーション
食事なし。Wi-fi付きとそうでないアパートがあります。
料金
- 手配料:$300〜$390
- ボンド/デポジット:$300〜600
- 滞在費:週300ドル〜560ドル
- その他費用:クリーニング費やベッドリネン交換費、レンタル費などがかかるアコモデーションがあります。
フラット
◼︎ フラットの相場
- ボンド:家賃の2〜4週間分が相場
- レント:週220ドル〜300ドル
ボンドは日本でいう敷金に似たもので、破損や汚れなどがなく入居時と同じ状況で退去すれば、全額返金されることが普通です。募集要項に記載がない場合は、ボンドが退去時に返却されるか必ず確認しましょう。また、ニュージーランドでは礼金は違法ですので、知識として知っておきましょう。光熱費や水道代、Wi-Fi費用に関しては、フラットによってレント(家賃)に含まれているところもあれば、週や月末にかかった分だけ割り勘など様々です。
生活費
ニュージーランドの生活費は工夫をすれば節約も可能です。外食は日本と比べるとかなり割高なので、自炊はある程度する必要があるでしょう。コンビニ飯などもありませんので、軽食となるとテイクアウェイの寿司や、カフェやベーカリーでパンやサンドイッチなどを買う感じになります。スーパーマーケットも頻繁にセールを行うので、定価の時は買わないようにするだけでも結構大きいです。
ケータイ代
主なケータイ会社は、「Spark」、「One NZ(旧ボーダフォン)」、「2degrees」、「Skinny」の4つです。 お家や学校にWi-Fiがあり、屋外ではネットをあまり使用しない場合は一番安いプランでも問題ないでしょう。
安いプリペイプラン料金だと、4週間につき$14~$22位が相場です。 One NZは自分でプランを組めるので、1GBで足りる方は$14でプランが契約できてしまいます! ご自身のスマートフォンがSIMフリーになっているか必ず確認してくださいね。
NZLCやWWSEなどの一部語学学校ではプリペイドのSIMカードを配布しております。学校初日まで待てる方は学校でもらうのもお勧め。通常初回にSIMカード代として$2かかりますが、浮かすことができます。
スーパーマーケット
野菜やフルーツに関しては、季節外れのものは割高なので季節野菜を買うことでかなりの節約になります。季節外の野菜は冷凍野菜もお勧めです🥦 また、規格外のサイズや形のものを「Odd bunch」のような名前で袋詰めで販売しており通常より割引価格で購入ができます。アジア野菜はチャイニーズスーパーマーケットで購入する方が安いことが多いです。日本食は「Japan Mart」か、チャイニーズスーパーマーケットで購入が可能です。お店はGoogleマップで「Chinese Supermarket」と検索してみましょう。
◼︎ Countdownのオンラインショップ
ニュージーランドの大手スーパー「Countdown」のオンラインショッピングのリンクを貼りましたので、リアルタイムの値段が確認できます。
◼︎ Japan Martで買えるもの
セール品コーナーと賞味期限切れセールが狙い目
- 納豆(冷凍):$3.5 ~
- 梅干し:$5 ~
- キューピーマヨ:$7 ~
- 日本国産米(5kg):$60 ~ $95
- カレールー:$5〜
- みそ:$4.5 ~
外食の相場

- コーヒーやソフトドリンク:$5 ~ $7
- クロワッサン:$5 ~ $7
- スムージー:$8 ~ $10
- サンドイッチ:$10 ~ $15
- 安いテイクアウト:$8 ~ $12
- 安い中華:$13 ~ $18
- サラダ:$12 ~ $20
- メイン:$23 ~ $35
公共交通機関
バスや電車の料金は距離によって異なります。Zoneごとに分かれているので、住む家を探しているときに検索してみましょう。また、デボンポートなどに住んでいる方はフェリーを利用する人もいます。家の場所によっては、家の目の前のバス停は2ゾーン、15分歩くと1ゾーン、のように家を早く出て歩けば節約できることもあるので、ぜひ事前に確認してみてください。また、現金乗車はできませんので、必ず「AT HOPカード(エイティーホップカード)」を購入する必要があります。
◼︎ AT HOPカード(エイティーホップカード)

オークランドの公共交通機関のICカードです。他の地方では異なるICカードがあり、日本のカードのように他都市での併用はできないので、各都市のものを購入する必要があります。
◼︎ カードの購入とチャージ
AT HOPカードは$5で購入でき、トップアップ(チャージ)して利用します。トップアップはオンラインや提携コンビニ、電車の駅、フェリーターミナルででき、$5〜$500まで可能です。トップアップマシーンや店舗で直接トップアップをした場合はその場で金額が反映されますが、オンラインでのトップアップはチャージ額の反映までに1時間程時間がかかります。また、オンラインでトップアップをしてから60日以内にTag onをして利用しないと有効期限切れとして返金されますので注意が必要です。
◼︎ 自動販売機で購入
以下3箇所しかない自動販売機でお得にカードの購入が可能です。$20分チャージされているカードを$25で購入できます。購入にはVisa, Mastercard, AmexのクレジットカードかEftposのみとなっており、現金は使用できないのでご注意ください。
自動販売機の設置場所
- ダウンタウンフェリーターミナル
- デボンポートフェリーターミナル
- オークランド国内線空港
◼︎ ゾーンごとの往復料金
- シティリンク:$1.4
- 1ゾーン:$5.2
- 2ゾーン:$8.9
- 3ゾーン:$12
- 4ゾーン:$14.8
- 5ゾーン:$17
※2025年1月時点
◼︎ オフピーク割引
オフピーク時間に乗車で上記金額から10%オフになります。
【オフピーク時間】
- 平日:6:00前、9:00~15:00、18:30以降
- 週末、祝日は全日
まとめ
2025年 留学・ワーホリ費用の詳細をご紹介させていただきました。上記を踏まえて、1週間の収入と出費バランス表を下記にまとめております。 多めに見積もっていますので、外食の頻度や安いお店に行くなどで節約もできますし、食費に関してもアルバイト先でまかないが出るところを選べば、更に節約が可能です。学生ビザの方は最初のホームステイ退出後のフラット滞在費として参考にしてもらえればと思います。
想定シチュエーション
- 家賃は個室のシェアフラット
- 食費は自炊とお菓子代
- 交通費は毎日バスで2ゾーン往復利用
- 交際費は外食など外出時の費用
- その他はケータイ代など
1週間の収支バランス
勤務時間 | 週20時間 | 週40時間 |
---|---|---|
家賃 | −$250 | −$250 |
食費 | −$100 | −$100 |
交通費 | −$60 | −$60 |
交際費 | −$100 | −$100 |
そのほか | −$50 | −$50 |
支出合計 | −$560 | −$560 |
収入合計 | +$382 | +$764 |
残額 | −$178 | +$204 |